ヨーロッパ旅日記(後半2) ポルトガル 遺跡の街エヴォラ
今日からは列車とバス移動が始まります。列車の旅は刻々と変わる景色や、人々の生活をチラチラと垣間見たり、子供達が丘の上から大きく手を振っている姿も見え、うたた寝する間も惜しい感じです。
リスボンから列車で2時間弱、ポルトガル南東部の町、エヴォラへ着きました。城壁で囲まれているエヴォラはローマ帝国時代から、この地域の中心として栄えた街で、今でも当時の面影を残し、街が古き良き時代の中にあり、当時のまま、庶民の生活の場となっている感じでした。
まず驚いたのは、ホテルの部屋から、見えたこの景色。。。
これは ルネッサンス時代、設計建設され1537年に供用開始されました。アグア・デ・ラプラタ送水路は1910年ナショナル・モニュメントに指定され、1986年に「エヴォラ歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
滞在したホテルの外観。
さて、早速、荷物を部屋に置いて、旧市街散策です。
ホテルの道の反対側
誰もいない路地
ここは車やバイクも走ります。
さて、どういう風に回ろうか。効率よく回れるコースを考える夫。
それを写真に収める
私。いつもの光景です。
ちらっと立ち寄ったアンティーク屋さん。シエスタの時間になりつつあり、迷惑そうだったので、すぐ出てきました。
シエスタの時間の旧市街
エヴォラ大聖堂
上まで登った景色です。
ちょうど2時の鐘の音が町中に響き渡りました。こうして、何百年も時を綴ってきたのですね。
大聖堂のコートヤード
お腹が空いたので腹ごしらえ。
古くからあるレストランへ。ここの魚介のお雑炊(リゾットよりはスープっぽいので。。そう呼ばせてもらいます)が絶品でした。
そして、よくポルトガルでは使われる、ツナ缶の一品。
パプリカとツナを煮たものをいただきました。
二人で頑張って食べた。。量です。これで20ユーロは安いですね。
家庭料理なのでしょうか。意外に美味しので作ってみようっと。
再び散策。
いたるところに城壁の名残があります。
守られている感じさえします。
さほど暑くもなく、今年のポルトガル、スペインでは天候に恵まれました。
次に行ったのは、ローマ神殿。
あいにく修復工事中でこんな姿でした。
何気に入った、市庁舎の中には。。。
ローマ風呂の遺跡がありました。今でも、
お湯が吹き出してきそうな雰囲気を漂わせていました。
特に目立った表示もなく、生活の一部として存在する遺跡の数々。
建物内に入ってみて、びっくり、ということがよくあります。
古いものを大切にしながら、その中で上手に生きていくということに長けている
人々なのだな、とつくづく思いました。
一日の締めくくりの夕食は美味しいものにありつけました。
あまり期待もせず、ついたエヴォラでしたが、ホテルの中のレストランに目が行き、この日はここでいただくことに。。
お肉は頂かないということで、全て魚介に替えてもらいました。こういう配慮をしてくれる場所は海外では多いですね。ありがたいことです。
とても美味しくいただきましたが、内容は忘れました。。。
新鮮な素材を上手に調理し、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たく。。
盛り付けも美しく、学ぶところがたくさんあります。
ここからはデザートです。
ペティトフォーとアイスクリーム。それから最後はお約束の
ポルトガル名物カスタードタルト、パステルデナタ。
どこに行ってもコーヒー、(エスプレッソ)ですが、美味しです。
これで確か45ユーロでした。
大満足。
思いがけず立ち寄った遺跡の街エヴォラ。
一泊でしたが、来てよかったと思いました。
オススメの場所です。
きっかけは、夫、ジェイのお母さんの一言でした。「とてもよかったから、ぜひ行っておいで」と思い出を話してくれたのはこの春。その義母は旅の報告を待つこともなく、この5月に亡くなりました。
街を散策しながら、お義母を思いました。
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