準備万端 ヒューストンへの持ち物




朝から、パントリーを開けて、ごそごそといろんなものを取り出して、小袋に詰めています。これを持って、数日後、再び、テキサス、ヒューストンへ向かいます。

二月に続き2回目のヒューストン行きは、ガンと闘っているハワイの義理姉の手術前後のサポートのためです。
昨年から治療を始め、ようやく、念願の手術にこぎ着けたのです。

今回の手術は8、9時間を予定しているので、かなり大きな手術と言えます。
義理姉が手術を受ける病院、MD Anderson はガンでは世界的に有名な病院で、ここで治療を受けられていること自体、恵まれているとは思いますが、ハワイからは遠く、その分、不安も大きいと思います。

また、この病院は、日本の病院のような「大事をとって入院しましょう。。」的なことはなく、大手術であっても、1週間ほどの入院であり、その後、日本であれば病院にいる期間、近くのホテルや長期滞在施設に入り、外来として治療をするのです。
執刀医を中心に患者一人一人に対して、ドクター、看護婦、ソーシャルワーカなど10人前後のプロフェショナルがチームを組んで、チーム治療が行われています。

そして、病院を中心としたコミュニティーがガン患者や家族をサポートできるようなシステムにはなっています。
そうは言っても、身の回りのこと、とかく食事のことがホテル住まいになると大変です。

食事は外食ばかりしていられませんし、自分で作るのも無理がある状況です。

体調が悪い時には特に、安全で、慣れ親しんだ味、体にも優しいものを食べるのが一番だと思います。
口から食べてこそ、心身への活力となると思います。

義理姉にはしっかりと、体力をつけて手術に向かってもらい、元気にハワイへ帰ってもらいたいと思います。
長年の付き合いで、義理姉の好みも熟知しているので、それを考えながら、今日は食材を小分けにして、荷造りしています。

この手術を目標にし、とても前向きにガンと立ち向かい、苦しい抗がん剤や、放射線療法を受けてきた義理姉ですが、いざ、手術の日取りが決まったら、その先のことを考え始め、「生きてハワイに帰れるだろうか、みんなにまた会えるだろうか。もう会えないといけないから、今のうちに色々しておかないと。」と気弱になっています。

そんな言葉を電話越しに聞いていると、私の方も心が痛みます。
これから、頑張ってもらわないと。

言葉で励ますだけでなく、食べれるものをたくさん作って、サポートしてきます。
今、私にできることは、近くにいて、ご飯を作ること。

してあげることが、あってよかった。
今は、そんな気持ちです。



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今までのヒューストンでの義理姉サポートのお話はこちらをお読みください。
過去のヒューストン病院日記

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