薬膳料理を学ぶ (2) 野菜にも「氣」がある




写真は今朝の我が家のズッキーニです。元気にすくすくと育っています。先日の薬膳料理のレッスンで、中医薬膳学院の原口陽子先生が、
「野菜にも氣があります」とおっしゃっていました。

良い「氣」の入った野菜は自分に近いところで採れるもの、
空気の綺麗なところで育つものだと。

なるほど、そうであれば、にわかファーマの私が自分の家のガーデンで育てた野菜は良い氣がたっぷりと備わっているわけです。


旬のもので、新鮮で美味しいということだけでなく、自分に近いところで採れる野菜というのはそういう良いことがあったのですね。

仏教用語に身土不二 しんどふに という言葉があります。



それは、「身」仏教用語。「身」(今までの行為の結果=正報)と、「土」(身がよりどころにしている環境=依報)は切り離せない、という意味です。

近年この言葉と「地産地消」という考えを食に関連づけたのはマクロビオティックを生み出した桜沢如一氏です。

マクロビオティックの考えによると、
身土不二とは、先祖代々暮らして来た土地とは切っても切れない関係にあり、生まれ育った土地に実った植物を食べることで健康が保てる。と言っています。

これも元を正せば、自分に近いところで、良い環境で育った野菜には「良い氣が」たくさんあり、それを食べることで健康な体になるということなのだと思います。



北カリフォルニアの山の中で、燦々と降り注ぐ太陽と、大地から湧き出る水をたっぷりと与えられた野菜は最高の恵みなのですね。


ガーデンの採れた野菜が今まで以上に愛おしく感じます。
感謝して美味しいうちにいただきます。


私の育てた野菜を、良い氣がたっぷり入った、我が家の野菜を
病気で療養中の義理姉に食べさせてあげたいなあ。。


余談ですが。。


「気」ではなくあえて「氣」と書いてみる。違いは「〆」と「米」。

精進料理でもよく「米」の話をしますが、末広がりと米寿の祝い、八十八、米寿の祝いでも使います。日本人にとっては、主食としてだけではなく、ある時期は通過として使われていたり、文化的にもつながりの深いものです。










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