ヨーロッパ旅日記 (後半4) スペイン・セビリア




ポルトガル・タヴィラからスペイン・セビリアへ、バス移動。
コルク樫、オレンジ畑、そして、車窓からの景色はオリーブの木と、どんどん変わっていきました。



早朝、目指すは、世界遺産となっているセビリア大聖堂 - 少し早く出ると、まだ、街中は人も少なく、空気も爽やかです。







どこが入り口なんだかわからないくらい大きな建物。



このセビリア大聖堂はイスラム時代に建てられたモスクの跡地に、1402年からおよそ1世紀を費やして建設された、壮大なカテドラルで、スペイン最大です。世界的に見ても、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ大きさを誇ります。高い、広い、と三大と言われるには色々な要素がありますが、建物の内装の精密さ、密度の濃さから言うとここが一番と言うことです。幾重にも重なった内陣の奥深さは写真には収めきれません。



人の姿があると、比較の対象になり、改めて天井の高さを感じます。













このセビリア大聖堂の見どころの一つは「コロンブスの墓」です。






このセビリアは、コロンブスが新航路探索へ出発した地でもあり、当時のイザベル女王の資金援助があったから、新大陸を発見できたといわれています。
コロンブスの遺骸は、米西戦争が終結した1898年にキューバの首都ハバナからこの地へ運ばれてきました。

詳しくは、こちらのブログへ スペイン・セビーリャ(8) コロンブスの墓所


彼に棺を持つのは、当時のスペインを構成したレオン、カスティーリャ、ナバーラ、アラゴンの四国王。しっかりと担がれ、今にも動き出しそうでした。


8世紀よりイスラム勢力の支配下に入り、セビーリャ王国として栄えその後、1248年にカスティーリャ王国の主要都市として発展した街。このカスティーリャがカステラの語源だとか。


さて、次は、アルカサル - スペイン王室の宮殿へ行きました。
8世紀からイスラム教徒の支配下に入ったセビリア、この宮殿はイスラム時代の建築物の跡地に14世紀に建設されたもので、グラナダの、アルハンブラ宮殿を意識して建てられたものだということです。この後、グラナダへ行きましたが、なるほど、イスラミックな装飾といい、建築も植物の取り入れ方など、その規模は違いますが似ているところがありました。




入り口







乙女の中庭




入り口を入るとイスラム時代の城壁が残ります。



天井








緑が心地よい日陰を作ってくれています。
今年は、例年になく、気温も上がらず、とても気持ちよい気候のセルビアでした。



美しい幾何学模様のタイルの壁。 一つ一つ人の手で埋め込まれているのかと思うと
息を飲みます。







何となく、道に迷いながら、歩いて行くと、帽子屋さんがありました。


 ジェイにしては珍しく、パナマハットの衝動買い!
素敵な帽子との出会いでした。とっても似合っていますよね。



正真正銘のパナマ帽








スタバで、その場で絞ってもらうオレンジジュースを飲んだり、




ランチにはタパスと美味しいオリーブをいただき、ご満悦。


アボカドのトルティーヤ

イベリコ豚の頬肉の煮込み









黄金の塔 。高いものを見ると、登らずにはいられない夫は一人で上まで上がりました。細い螺旋状の階段をぐるぐると。。あとで、結構膝にきたとぼやいていました。















マエストランサ闘牛場は外からチラリ。






こちらは、メトロポールパラソル。ショッピングモールや展望台などの複合施設。2011年世界最大の木造建築建築中にローマ遺跡が見つかったので地下は考古学博物館となっています。夕食後タクシーでこの近くをわざわざ通ってもらいました。





セビリアの見どころ、ホテルから歩いて行けるところに多く固まっていたので、気ままに、地図片手に、午前、ランチ、ホテルでシエスタ、そしてまた夕方出かける。。という
パターンで十分のんびり、回ることができました。


自分の足で歩いて回る楽しみは、何が目に入るかわからないところでしょうか。


こんなものも。。美味しそうとはちょっと思えませんでしたが美味しいのでしょうね。


これは美味しい!ピスタチオとチョコレートジェラード


今回の旅、陸路はバスと汽車が多いです、飛行機であっという間に次のところへ着いてしまうのとは違い、変わりゆく周りの景色を見ながら行くと、心も一緒に付いてくる感じがして、とても優雅な気持ちになります。

さて、ここからはまたバスでグラナダへ移動します。


では、グラナダで会いましょう〜





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