ハワイと娘とあずき

写真はスイスの友人宅からのショットです。


朝晩めっきり涼しくなりました。日中の日差しも和らいで、「秋」を感じています。
庭先のオニグルミの木の上ではリスがギーギーガーガーと、忙しく動き回り、次から次へとクルミを落としています。
秋分の日、彼岸の入り。。。そして、おはぎ。という言葉がつながりますが、最近はFBの友人たちの書き込みで季節を感じることが先です。
ここ北カリフォルニアでは、手帳を見ない限り、「お彼岸」という言葉も忘れる日々です。

昨日は一日中、ハワイに住む娘からひっきりなしにメッセージが入っていました。

「今、お寺」


「トイレとキッチンの掃除した」

「小豆を煮てる」

「かなり大量だ、どうやって煮るの?何にするんだろう?」

「ネットでは、二回水を捨てて、アク汁を捨てて煮るってあったけど」

「お砂糖はいつ入れるの?」



日曜日はお寺でお彼岸のお参り、そして参拝者にはおはぎを振る舞います。
そして、その準備をする義理姉は体調不良のため、娘が時間を見ては、お掃除、食事の支度などの手伝いをしているのですが、お彼岸近くとあって、「小豆を煮る」という指令が出たようでした。



ハワイではお彼岸時期になると、日系のマーケットでおはぎは買うことができるほど、お彼岸にはおはぎ、ということは浸透しています。
もう最初に日本から渡った人たちから数え、5世、6世の時代ですが、日本の季節の行事は生きています。

娘には、

「自分で小豆を煮て、大量にあんこを作る経験ができてよかったね。もういつでもできるね」

と伝えたら、

「大人になったなああ」 と呟いていました。


本当に、大人になったものです。


小豆を煮ることができるということではなく、お寺の手伝いができる、周りに気を配り、人のために気持ちよく動くことができるようになった、ということでしょうか。



私がハワイにいれば、私がしていたことを、してきたことを今、娘が率先してやってくれています。

嬉しいことです♪ 

そういえば、最近、娘の愚痴を私が聞くだけではなく、私の愚痴を娘が聞いてくれることもよくあります。
いいとか悪いとかは別として、お互いの意見を素直に聞けるようになったように思います。

私自身、いつの頃からか、子どもの言うことなんて。。と思わず、素直に聞くことができるようになりました。


これも嬉しいことです♪


子どもの成長は、また、親を成長させてくれるのですね。


今日も爽やかな秋晴れ。
外向きの夏から、どんどんを自分の内面を見つめる季節になりました。

皆様の一日も良い日でありますように。






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