ヨーロッパ旅日記 ポルトガル(番外編)コルクの里
ポルトガル、リスボンから列車に乗り、南下して行くと、都会の景色から、やがて黄金色の大地に植林された木々が多く見え始めます。なんの木なのかな?と最初はわかりませんでしたが、よく見ると’稲葉の白兎’のような、生々しく赤くなっている木々が目につき始めました。
そこで、さっと検索して見たら…
コルクガシは地中海的気候を好み、コルクの主な生産地はポルトガルであり、全世界の生産量の約52%を占めるとか。それから、次の生産国はスペインの29%と続きます。
この赤い部分はまだ、最近剥ぎ取られたものです。写真ではよく見えませんが、数字が書いてあるのです。コルクは9年ごとに採取するため、剥いだ後にわかるように目印の数字を書いておくということです。
これは輪切りのコルクガシ。鍋敷きとして売っていました。放置しておくと、この外皮(コルク)は25センチくらいまで厚くなるということです。
剥いだ状態のコルク。
ポルトガルやスペインのお土産屋さんにはコルク製品が並びます。
バッグや帽子、様々な小物をたくさん見かけました。
最近では中国産の合成のコルクもあるようなので、気をつけるように。。と日本人ツアー団体のガイドさんの言葉が聞こえてきました。
コルクはワインボトルの栓からはじまり、野球のボールやバトミントンのシャトル、そして木管楽器など、身近なところでも多く使われています。
さらに、このコルクガシの実、どんぐりはイベリコぶた(スペインイベリコ地区)の餌として知られています。コルクガシの森に放牧されているぶたということです。
最近日本でもよく聞きますね。イベリコぶた。
ポルトガル、スペインで食べたイベリコぶたやはり産地です。
とっても美味しかったなあ。
その後、列車の旅は、コルクの里からオレンジ畑、そしてオリーブ畑へと変わって行きました。
旅を通して、いろんなことを知り、体験しています。さて、これからはどんな新しいことが待っているのでしょうか。
ヨーロッパ旅日記は続きます。
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