南米旅日記(9) フォークランド諸島とジェントゥーペンギン




砂浜にねっころがると、好奇心旺盛なジェントゥーペンギン達が、「なんだ、なんだ?」と言わんばかりに、様子を伺いに寄ってきます。こっちがドキドキハラハラ。

大型クルーズ船、次の寄港地はフォークランド諸島です。
船から降りると、どことなく、見慣れた、赤い電話ボックスとポストが…ここはイギリス領Falkland Islandsフォークランド諸島です。






陸地に巨大クルーズ船は近づけないので テンダーリングボートで送ってもらいます。










諸島の領有をめぐってアルゼンチンとイギリスとの間で、1982年にフォークランド紛争が勃発し、その結界、島はイギリス領となったのですが、未だに、敵対関係は続いていて、領有問題は決着していないのが現実とか…。










フォークアイランド諸島の旗。左上にはユニオンジャック。右の青地の中央にはフォークアイランド諸島の紋章を中に入れた白い円盤が描かれています。

紋章の上半分には青地に白い羊(島の主産業であるウール製造を象徴する)と島の原産である牧草の一種が描かれ、下半分には波模様の中に帆船があります。この帆船はデザイア号(Desire)で、1592年にフォークランド諸島を発見したとされるイギリスの探検家、ジョンデイヴィス(John Davis)の乗船だということです。そして、下の帯にはフォークランド諸島のモットー「Desire the right」が書かれてあります。














寒い風が吹き付ける中、初夏の花が咲いてました。








風の強い村でした。一年中、寒いということでした。
イギリス領ということで、物干し竿もイギリスのもの。。




建物は粗末ですが、どこかイギリス




潮風にあたり、花は痛んでいましたが、イングリッシュガーデン








カラフルな色の家々は海から見ても可愛い町並みに感じます







港から数々のペンギンツアーが出ています。

私は、体調を乱し船へ戻りましたが、夫が代わりにカメラを持って
ペンギン村へ。。。

ここは、ジェントゥーペンギン、イワトビペンギン、マゼランペンギンなどのペンギンが一つの同じエリアで生息しているということでも知られています。







フォークアイランド諸島は、南アメリカ大陸と南極に近い位置にあり、人口3000人程度で、人よりペンギンが多い国、「ペンギンの首都」と言われているとか。





4人。4匹が走る。ビートルズのアビーロードを思わせる一枚






















楽しげ。。


なんとここでは、砂浜にねっころがると、気になるらしく、寄ってくるのです。




ペンギンダンス



ここでも輪になり踊ってる




完全にこちらを見ています。





なんとなく、輪になって








何を考えているのでしょうか?




何もない広場で集会



スタスタスタ。。





ここは大昔の氷河の跡




流れていた様子がわかります











一見平和な小さな島ですが、

紛争の爪痕は色々なところにありました。


戦後25年以上たった今でも、フォークアイランド諸島には役25,000個の地雷がそのままうまっているということです。ペンギンは体重が軽いために、地雷を踏んでも爆発することがなく、立ち入り禁止区域がペンギンの聖域になっています。


出典:www.pixalo.com
その立ち入り禁止区域のペンギンビーチ


一時はかなり数が減ったとされていたペンギン達も
ようやく平穏な住処を見つけたのですね。






 遠くに見えるは私たちが乗ってきているクルーズ船





そして、今日もたくさんのペンギンさん達と戯れることができました。
楽しい1日が終わります。











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