モクレンひと枝
例年になく春が遅い北カリフォルニアです。
先日、近所の知りあいが自宅の庭から
モクレンの枝をひと枝持ってきてくれました。
枝を切ってきたというよりも、無造作に、ぼきっと折ってきたようでした。
大きなつぼみが重たげに、たくさんついていました。
その日は雨。英語では magnolia マグノリアの枝は雨に濡れて冷たく、
ずっしりと重かったです。
季節の花を見ると、それぞれ色々な思い出が過ぎります。
モクレンは生まれ育った雪国で、春の訪れとともに咲く庭木です。
ちょうど、4月の入学式のころ、大きなモクレンの木に大きな花が咲き始めます。
でも、切り花としてはあまり使うことがないので、
こんな形で、家のなかに花付きの立派なモクレンを飾ったことはありませんでした。
さて、我が家へ来たモクレンは、
次の日の朝、起きて二階のリビングへ行って見たら、咲き始めていました!
「ほころぶ」そんな感じでした。
英語でも、 "unfold" という言葉がありますが、正に、蕾がほどける、という言葉がぴったり。
大きな花がほころんで行く様を1日中眺めていました。
贅沢な時間
つよい香りではありませんでしたが、朝、家の中でほのかに香るモクレンのはなの香りは
コメント
コメントを投稿