春の使者 ハチドリがやってきた


この季節、初めてドアを開け放った日、春を察したのは私たちだけではなく、遠くメキシコから戻ってきた、ハミングバードたち。まだ花が開ききっていない、ポーチの鉢植えにやってきたので、早速糖水を作り、バードフィーダーにいれました。


赤いバードフィーダーをぶら下るとすぐに瓶の「赤」めがけてやってきました。ブーンという音が聞こえたので振り返ってみると、もう三びききていました。
ハミングバードは赤やピンクに惹かれます。

まだ、野山の春の花が咲ききっていません。
渡り鳥のハミングバードはメキシコで冬場すごし、今もどってきたところです。1000キロ以上の長旅は命がけだったことでしょう。




糖水は砂糖と水、1:4の割合で作ります。一度に400ccつくりますが、活発な日には一回では足りません。







毎秒約55回、最高で約80回の高速ではばたき、ホバリング飛翔(空中で静止すること)行うことができます。
カメラを構え、シャッターチャンスをうかがい、今だ!とシャッターを切っても、ハミングバードが写っていないことがあります。ホバリングしながら、瞬間移動するかんじです。



英語ではハミングバード Hummingbird ですが、「ブーンブーン」 と蜂の羽音のような音を立てるので、日本語名のハチドリ(蜂鳥)のほうが合っているきがします。
名付けられた。フランス語では oiseaux-mouche で直訳すると 「ハエドリ」」 となるようです。










足は退化しており、枝にとまることはできるがほとんど歩くことはできないといいます。ピンピンと外にむかって、揺れる藤のツルに止まってゆらゆらする姿はかわいいです。まもなく、藤の蕾のほうが大きくなるでしょう。







300種の中の14種類のハチドリが北アメリカで確認されています。その中で、カリフォルニアの在来種 アンナ・ハミングバードがやはり一番多くみられます。この種類は適応力がつよく、近年では冬から春先も花が多いので(人間が植えたもの)メキシコへは行かず、カリフォルニアで冬越えをするものが増えたということです。










夕方になると、とにかくブンブン、外は賑やかです。10匹、12匹とむらがります。よく見ていると、飲んでいる時よりも、ナワバリ争いで、羽と羽をぶつけながら、陣取りをしていることが多い気がします。







もう一種類大きみられるのは、ルフォス・ハミングバードで赤茶色の色をしています。 アナスハミングバードよりもさらに小ぶりですが、その動作は機敏です。こちらのほうが少しふっくらしているかな。





これから毎日、朝の仕事が一つ増えます。私の朝コーヒーの準備のあとは、ハミングバードの糖水の用意をします。

バードフィーダーにくる鳥も可愛いですが、ポーチの花に体をおしこみ、蜜を吸う姿はもっとかわいいです。




赤やピンクの花をもっと増やそうかな!


春になると忙しいです。楽しみも増えます。

Happy Spring!




Anna's Hummingbird
Rufous Hummingbird
Ruby Throated Hummingbird

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