北カリフォルニア 山から海へ 「春をさがしに」
自然豊かな土地で、自然と共生していますが、家から一歩外に出ると、また違った自然の顔に出会います。今しか会えないたくさんの野生の植物を楽しみながら、今日は車を2時間ほど走らせ、沿岸の街、メンドシーノへと出かけることにしました。
我が家をでるとまず、この季節目に止まるのは野生のアイリスです。
楚々として木陰に咲いてます。大きな株にもならず、背も低いアイリス。
白いもの、黄色いものの方がたくさん咲いています。
昼前に出かけたので、前日の夕食をお弁当にして途中で食べることにしました。
ピリ辛鰹節醤油おむすび、アボカドロール、煮卵、そしてカリフラワーのクリームスープをつめました。
残り物でも、お弁当にして、外で食べるとまた一味ちがいますね。
森を抜け、大きな道路のこ道端はどこも、この黄色いエニシダが盛りです。
これもエニシダなのかな?
赤い色がはいっている種類もあります。
ハイウエー101号の両サイドもこんな
エニシダは北カリフォルニア原産ではなく外来種です。
繁殖力が強いのですね。年々増えるかんじです。
ツクシ。日本のとはちがい、巨大です。これはまだ小さい方ですが、大きなものは30センチもあります。
野の花とワラビが一緒に。。
土地の起伏にそって道が作られています。交通量も少なく、気持ちの良いドライブです。
くねくねとした山道が終わると海岸線にそった道へと変わります。
ユーカリのトンネル
林道の道端に群生している忘れな草。
この中でごろっと寝っ転がってみたいな、という衝動にかられましたが、
半日陰で地面がぬれていたので諦めました。
小さな花をアップでみる。かわいい。
海にぬけました!!
白い花は、クイーン・アンのレース。大きな植物ですが、小さな花がたくさん集まってそれはレースのようです。
これはベリーの花
霧がまたでてきました。
北カリフォルニアの霧は夏を涼しくします。
車をとめて海をみる
カリフォルニア州は東西約300km、南北約1300kmに渡り、日本の本州と同じくらいの面積があります。南北に長いので、一番南(北緯32度)と北(北緯42度)ではずいぶん気温が違います。
まず大地形。海岸(西)から内陸(東)に向かって、ほぼ100kmずつの3つの帯状の地帯にわかれ、海岸山地(Coast Ranges)、セントラルバレー(Central Valley)、シエラネバダ山脈(Sierra Nevada)となっています。
私の見慣れたハワイの海とは同じ太平洋でも全くちがいます。
ここはどちらかというと日本の北陸の海見たいかも…。
午前中の霧が出ている時間には、まだカリフォルニアポピーも開いていません。
朝寝坊のポピー
「カリフォルニアの青い空」、という抜けるような清々しく、青い空は沿岸では時々しかみられません。
ここでは、春から夏にかけて、朝晩は霧に包まれます。朝晩は霧の中。
今の季節、春であっても朝は10℃前後から晴れるとあっという間に20℃ということもよくある地域です。
寒暖の差を好むのがワインぶどう。ここメンドシーノの山もワインカントリーです。
海側は牧草地となっています。
この地域には州内でも特に少量生産のブドウ畑でオーガニックで持続可能な農法を行っているワイナリーがあります。メンドシーノ郡は実際に国内でも、有機認証を受けたブドウ畑の面積が最も広い郡です。国内で最初のバイオダイナミック認証のワインメーカーであるフレイ・ヴィンヤードなどもここにあります。
アブラナ科の花が春だけれど冷たい風にそよそよ。
人間の手の入っていない自然の景観の美しさは、見ていても無理がなく、どこか優しく、落ち着きます。
午後になりたんぽぽも開きました。
メンドシーの沿岸を25キロくらい走りと可愛いメンドシーノの街へと続きます。
今日の目的地です♪
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