CEE 2018 今年も終わりました。「英国で体験から学ぶ大人のプログラム」

英国コッツウォルズにて英語で学ぶ8日間のプログラム、今年も無事、楽しく終わりました。CEE (Creative Education in England) は、英国、コッツウォルズにあるシュタイナー学校を会場として英語指導者、英語を英語で学びたい方、英語絵本を学びにつなげたい方などを対象とした、体験から学ぶ、インテンシブでクリエイティブなエデュケーション・プログラムです。

地元の家庭でホームステイをしながら、会場であるシュタイナー学校へ通います。
大人になって、ホームステイをし、寝食を共に、家族の一員として過ごす時間は、貴重な体験であり、参加者のみなさんからは、日頃の自分の生活を振り返る機会にもなったという声も聞けました。



イギリスも異常気象で、例年であれば、日本の春先の陽気で、時には寒いくらいな気候なのですが、今年は、暑く、初めて私も期間中、毎晩窓を開けて休みました。



朝、お弁当を手に、登校する1週間は学生時代にタイムスリップしたような気持ちになります。日頃送り出す立場からプログラム中は送り出される立場になり、気持ちも新鮮です。



Welcome Bring and Share

イギリスでは一品持ち寄り、ポットラックをブリング&シェアといいます。
初日の夕方、ホストが一品ずつ持ち寄ってくださり、お庭で食事を楽しみました。



一年ぶりの再会!
二人とも随分と大きくなっていました。










         
















   音楽の時間

毎日、朝はキャロラインの音楽の時間から始まります。


















お腹のそこから声をだし、気持ちいい。。。
一日を音楽で始める爽やかさは経験してみないとわかりません。






英語の時間

アンディの英語の時間
ローカルの話題、イギリスの歴史的背景などを織り交ぜて、言葉遊び、
詩作など、英語にどっぷり浸かる時間でした。
















授業の合間に
お約束の場所で記念撮影




今日は二階建て、ダブルデッカーのローカルバスでストラウドへ









クラフトの時間
シュタイナー学校の手仕事の先生リズとの楽しい時間です。
羊毛クラフトは出来上がりもさることながら、石鹸水の中で羊毛を
フェルトにしていく作業がとても楽しい、安らぎの時間です。








カラフルで、動きのある羊毛を白い羊毛に乗せて、ゴシゴシと洗い、縮めていきます。
自分の思ったようにできないのもまた楽しいものです。









大きなバッグに取り組む


                仕上げのジッパーをつけています。






おしゃべりしながら手を動かす。




どんどん出来上がっていきます。






もう一つの英語クラス

今年は20歳台の学生の参加者が三名いましたので、
若者はペニーが担当してくださいました。



絵本も描いている、イギリスの作家,Raymond  Briggs の自伝的なお話を題材に英語で
イギリスの昔の生活に、文化に触れます。














英語えほんの時間


この時間では、英語のえほんの楽しみ方、読み方のヒント、そして、
シュタイナー教育についてお話しました。









絵を読むアクティビティーでは私が美術館で実際に鑑賞したものの絵葉書を使い、

「絵を読み、想像し、お話をつくる」アクティビティーをペアで行いました。







「オブザベーション」のアクティビティー
説明を聞き、絵を描いていくアクティビティーです。
与えられた物を主観的ではなく客観的に説明する練習です。












息抜きにおやつ


Eaton Messをみんなで作りました。

メレンゲ(どこにでも売っています)イチゴと生クリームをのせて
ぐしゃっと潰していただきます。




由緒ある名門イートン校で発祥したというこの甘いお菓子は
出来上がったものを潰してぐちゃぐちゃにして食べるというところで
イートン メス となりました。
Mess は「散らかっている」と言う意味の言葉です。













678年に建てられた聖ペトロへ献堂された修道院で現在、イングランド国教会カンタベリー大聖堂管区・グロスター主教区に属する。

建物はロマネスク様式、初期イングランド・ゴシック様式の混合建築。

昨年おとづれた時は、修復工事中でしたが、今年はそれもだいたい終わり、大聖堂の前のガーデンは花壇もでき、周りも整備され綺麗になっていました。

ハリーポッターの撮影に使われた大聖堂としても有名です。












ラビリンス。瞑想しながら歩く迷路です。
よく教会などで見られますが、外に作ることもあるようです。
ここに、興味深い解説を見つけましたのでご紹介します。



















グロスターの街散策
チューダー様式の古い町並みが残る港町。






ピーターラビットの産みの親、ビアトリックスポッターのお店も教会の前の路地にあります。ピーターラビットのお話の中にある「グロスターの仕立屋さん」のヒントになった
場所もこの近くにあるそうです。















Afternoon Tea

イギリスと言えば「ティー」
今でこそ、コーヒーを飲む人も多くなりましたが、家庭での主役はやはり紅茶。

ちょっとした時間に、顔を合わせれば、「ティーどう?」と滞在先の友人は聞いてくれます。日本人の家で「お茶にしようか」という感覚と似ています。







この日はプログラム参加者のアフターヌーンティーでした。










ホストのペニーとアンディー。
ティーの準備はすべてアンディーがしてくれました。
お料理、おかし作りが趣味なのです!
娘さんのセシールも手伝い、家中甘い香りと愛情いっぱいに包まれて。
この日はアンディーの誕生日でもありました!







お客様を待っています♪




カップケーキ




きゅうりのサンドイッチ
これも定番。バターをたっぷり塗ったところへきゅうりをはさんだだけのもの。
これがさっぱりしていて、美味しいのです。
パンのみみを切るか切らないかはそれぞれです。




ビクトリアンケーキ
イギリスの家庭でもっとも親しまれているケーキ。
バターたっぷりのスポンジケーキにジャムをはさみ、上にはこな砂糖を振りかけたものです。生地を焼いて切るのではなく、2台焼いて重ねるのだとか。

結構好きです♪



主役
スコーンとクロッテッドクリーム
これにジャムもつけていただきます。



午後のお茶というよりも、軽食に近いです。
この日はもうこれでお腹いっぱい。夕食はなしにしました。

乳製品がとにかく美味しい!つい、バターやクリームなどを
食べ過ぎます。





最後の日の午後

ペインズウイック







ノルマン時代に建てられたセントメリー教会を中心として「蜂蜜色の石」ライムストーン、石灰岩の一種、「コッツウォルズストーン」を使った建物群が特徴的な景観をなしている町並みは美しく、一種独特の雰囲気のある可愛い街です。








敷地には綺麗に刈り込まれたイチイの木が並んでいます。99本あると言うこのYew Tree どういうわけか100本目を植えても育たないそうです。

Yew tree はキリスト教がイギリスに伝わる以前の原始宗教、ペイガンの時代から聖なる土地に植える木として存在していて、キリスト教会もその跡地に建てられていると言うことです。








観光地化していないこの街、
こんな風景をみることができます。



















クロージングセレモニー
最後の締めとして、ホストファミリーをお招きして、
修了式を行いました。
音楽の発表や詩の朗読、自作の詩の発表など
は、とても短い間にまとめたものとは思えないほどの出来栄えでした。









終了証書を手に、ホストファミリーとの記念撮影。
こうやって、ブログにこの1週間を綴ると色々と思い出してきます。
あっと言うまではありましたが、皆様と過ごしたこの時間、この場所はいつまでも
心に残ることでしょう。綴りきれない、語りきれない思い出は一生の宝です。

これから、また別の形でこのご縁を大切に育んでいけたらと思います。





また、どこかでお目にかかることができますように、
その時を心より楽しみにしています♪





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