初春から初夏の山の香り


香気漂う春。次から次へと忙しく春の香りは移り変わります。
今は、Honeysuckle スイカヅラ。
崖の塀の上の所に古いスイカズラの株があるのですが、鹿もこれが大好きでどんどん食べられて、今では塀の下に垂れ下がって、家のポーチからは見えません。

でも、香りだけは届きます。
我が家のものは咲き始めは白っぽく、だんだんと黄色になっていきます。
花を摘んで吸うと、香りとともに甘い蜜の味も楽しめます。

昨年はお茶にしたり、蒸留もしました。

春から夏までの香る花々、少しさかのぼってみます。







             
鹿さん、食べないで〜〜〜











スイカズラの咲く前は、一重の薮バラと、
香り高い小さな花をたくさんつけるピンクのバラが香ります。





敷地内の山側や道端では、

カリフォルニアライラックが、小さな花をたくさんつけています。
これも、ほんのりライラックの香り。





そして、我が家でも数カ所にあるライラックが風にのって香ってきます。
鹿さんの好物でもあり、木の根元は丸坊主。


     



 藤の花はなんとなく日本の香り。
     隣の大きな木に絡んだり、
            手すりに絡んだりしています。




    敷地のいたるところや道端には西洋サンザシの大きな薮から香ってきます。


            


             5月始め、りんごの花の時期です。



4月は桜。これはさくらんぼの桜です。




            同時期、マルメロ、花梨の親戚です。花梨の実はとても
       美味しそうな香りがしますが、花もなかなか芳しく、遠くまで届きます。







3カラーが咲く時期はまだ寒く、外に出ることも少なく、
活けたように固まってバランス良く咲いているカラーを
切ってくるのが惜しく、今まであまり切らなかったので気がつきませんでしたが、
さすがユリ科のカラー、とってもいい香りがするのです。



いま、咲き始めたのが、ニセアカシア。



5月も終わりに近くには、このニセアカシアの大木が満開になります。

藤同様、マメ科です。

毎年、ちょっとだけ天ぷらにもします。
(たくさん食べるとお腹をこわすようなので)

季節の香り

こうやって追ってみると、毎年多少のズレはあるにしても、
順番良く、開花し、香りを届けてくれます。


山の暮らし。
香りは自然の贈り物。
















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