オフグリッド生活 ゴミの収集はありません
時々、整理する、ナプキンの入ったバスケット。コットンまたは麻布のナプキンです。
食事時に、その日の気分で柄や色を選んで布ナプキンを使うのはとても気持ちの良いものです。整理しながら、シミがついたもの、ほつれたものは雑巾へ回します。
洗って干したものは、使って気持ちが良いということだけではなく、ここでは別の理由もあります。
別の理由とは、ゴミを減らす、という目的からです。
オフグリッド生活では公共のゴミ収集は回ってきませので、自分たちが出すゴミは自分たちで処理しなければなりません。使い捨てのものは極力避け、使いまわせるもの、土に還すえるるものを選んで使っています。
「オフグリッド」とは、公共の送電網、水道、下水道などの配管網につながっていないところを言います。
では…
ゴミ処理はどうしているか?
生ゴミはもちろん大地へ還します。コンポストとして、ガーデンへ。
燃えるゴミは、貯めておいて、雨の多い時期、冬から春先、敷地内の小枝や枯れ木などと一緒に燃やします。
乾燥している北カリフォルニアは、むやみに好きな時に火を焚いたり、ゴミを燃やしたりできません。山火事につながるからです。
ここでは、消防署に登録し、お金を払い、燃やしたい日に電話をして、今日は燃やしてもいい日か確認してから、燃やします。
それもだいたい、朝から正午くらいの間です。
燃えないゴミは?
年に二回、友人がトラックでやってきて、燃えないゴミ、リサイクルできるゴミなどを、まとめて、郡のゴミ焼却炉まで運んでくれます。
このような理由から、ゴミは出さないようにしています。
使い捨てのものは極力避けています。
紙ナプキン、紙皿 買ってありません。使いません。
サランラップなどプラスティックのものもできるだけ避けています。
大きなゴミ袋は買いません。
ペットボトル入りのお水は買いません。
分解しない発泡スチロールのものは買いません。
できるだけ、粉類、豆類、ドライフルーツなど、量り売りしているものを利用する。
保存はガラスの瓶を使う。
北カリフォルニアは土地柄、自然保護などの意識が高い地域であり、
プラスティックの袋、ペットボトル、発泡スチロールに関しては規制があります。
私たちのようなオフグリッド生活をしている人も多いので助かります。
できるだけ、自然素材のものを、土に還るものを選んで買い求め、使っています。
使い捨てのものが便利であったり、安かったりしますが、山の暮らしでは自然の一部として生活し、野生と共生するということが求められます。
喉元過ぎれば、それでいい。ゴミ袋へ入れたらそれでいい、ということではなく、自分たちの行動は常に自分たちで責任を取るという、排出したゴミは土に還す。
昔の人たちが生活して来たように…
Back to the land... (大地へ帰る)
本来そうあるべきである、生きる姿勢を忘れずに、できるだけ、それに近づけて生活できるように、心がけています。
オフグリッド関連の過去の記事はこちらです。
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